外壁の模様について|半田市の外壁塗装・屋根塗装は塗装屋ひらまつ
こんにちは、半田市・知多半島の外壁塗装・屋根塗装専門店の塗装屋ひらまつです。
今回は塗装による模様付けについてお伝えをしていきます。
外壁塗装をする際には、基本的には現状の下地の上に塗装をしていきます。
下地の模様は変わらず色を変える事が多いのですが、
外壁塗装では模様を変える提案というのは非常に稀です。
近年の住宅の造りでは、新築時にサイディングやガルバニュウム鋼板などを
使う事が多いため、戸建の外壁に対し模様を付ける事が少なくなりました。
外壁の模様?と疑問に思われると方がほとんどだと思いますが、
実は築10年以降で建てられた住宅には、塗装の施工方法によって
模様をつけている外壁も多々存在しています。
そこで模様とはどんなもので、どんな特性があるのか?
模様の種類には分けてお伝えをしていきます。
ご自宅の外壁を見て同じ模様を探してみて下さい!
① 吹付けタイル
写真が吹付けタイルと呼ばれる模様です。
この吹付けタイルは、模様付けの中で一番多く採用されているものです。
現在でもマンションやアパートなどの外壁に採用されています。
この模様はコンプレッサーを使い、下記のような専用ガン(吹付けする道具)に
塗料を入れて空気の圧で塗料を外壁に吹付けて模様にします。
さらに、模様付けしたのちに専用のローラーを使用し、
凹凸が出来た部分の山を押さえることで模様を変えることもできます。
この模様が吹付タイルヘッドカット仕様となります。
② リシン
リシンという模様は、ツヤ消し仕上げで粒々の模様が特徴です。
和風な造りのお家によく用いられるおり、
このリシンの模様も吹付けにより施工を行います。
吹付けタイルと同じように専用ガンで吹き付けますが、
吹付ける際に粒を入れて施工をすることで模様を出します。
リシンは模様付けの中でもリーズナブルに行える仕様となっています。
③ ジョリパット
多彩な模様付けが多く存在し、和風な建物や洋風な建物にも採用されて
特長としては、ツヤが無く砂調に仕上がります。
仕上げの方法によりさまざまな模様を出すことが出来ます。
模様の種類がたくさんあり、仕上げ方で模様を変化させていきます。
左官仕上げやコテ仕上げ、吹付け仕上げなど用途に応じて使い分けができます。
多様な模様に対応できるため、多くの住宅に利用されています。
◯ 模様付けの注意点
模様をつけていく作業のなかには、コテ仕上げや吹付け仕上げなど
さまざまな方法があるなかで、模様付けには注意すべき点もあります。
そのリスクのひとつとして、吹付け仕上げをする際の飛散です。
吹付けて仕上げるにあたり、周りにペンキが飛んでしまう飛散のリスクがあります。
そのため、現在では吹付けで仕上げる機会が減り
外壁に採用されることも減少してきました。
その要因には飛散の影響のみでなく、吹付ける手間を無くした
サイディングボードやガルバニウム鋼板などの外壁材が普及したことや、
工期の短縮のために、模様をつける手間を省いてしまうという背景があります。
◯ なぜ模様をつけるのか?
ではなぜ、飛散のリスクや、工事の手間を増やしてまで模様付けをしていたのか。
サイディングやガルバニウム鋼板などが普及する以前は、外壁材の多くが、
無塗装品がほとんどで、模様がついていないものが多く使用されていました。
そのため、手間をかけてでも現場で模様をつけることがありました。
模様をつけていくのにも、仕上げによって違いますが、
・吹付タイル: 下地塗り1回 + 吹付け1回~2回 + トップ2回塗り
・リシン吹付け: 下塗り1回塗り + リシン吹付2回
・ジョリパット吹付: 下塗り1回塗り + ジョリパット2~3回
というように工程が余分にかかります。
また、以前はモルタル構造の住宅や、柄や模様の付いていない無塗装のサイディング
が多かったこともあり、見た目やデザイン性を高める目的や下地の不陸や仕上げを
綺麗にする為に模様を付けていました。
◯ 模様付けと塗り替えの関係は?
外壁を塗り替えするときに、模様付けはあまり関係がないように思えますが、
塗り替えする際にも模様付けを使用する場合があります。
補修をする際に、下地の模様を崩してしまうほど補修が必要な場合に、
上から新しく下地と同じような模様をつけていきます。
実際の例としては、クラック(ひび割れ)の補修をする際に使用します。
今のクラック部分より一回り大きく外壁材をカットし、シーリングを充填する事で
同じ箇所へのクラックの発生を防ぐためと、塗装後にクラックを目立たせなくするために
下記のような補修を行う場合があります。
カットした部分のシーリングの表面からは模様がなくなり、幅も広がるため
上から同じ色で塗装をしたとしても目立ってしまいます。
このようなときには、補修した上から新たに下地と同じ模様付けをすることで
補修跡が目立ちにくく仕上げることが可能です。
外壁の塗り替えと言っても、ただ塗装を上からするだけでなく
下地の補修を行うことはもちろんのこと、補修の工法が非常に重要です。
塗装後に補修跡を目立たせなくすることも大事なポイントになります。
塗装屋ひらまつでは塗り替え専門店ですが、他にも新築塗装や公共塗装なども行っています。
下地処理や吹付け塗装も得意分野なりますので是非ご相談ください!
塗装のことはお気軽にお声かけ下さい。
塗装屋ひらまつ 鈴木
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