半田市の屋根修理 費用相場|悪徳業者に騙されない見積もり術&工事の流れや疑問も解説!
2025.01.29 (Wed) 更新
こんにちは。
半田市の外壁塗装専門店 プロタイムズ半田インター店です。
屋根は、お家を雨風から守るために重要な部位になります。雨漏りの原因No.1でもある屋根は、適切なメンテナンスを行なわずに劣化を放置してしまうと、お家に著しいダメージを与えてしまいます。
この記事では、屋根の種類ごとの修理方法について、まずは簡単にご説明いたします。その後、具体的な修理方法について、工事手順を交えて解説いたします。
屋根修理で比較的大規模な葺き替え工事やカバー工法の違い、両者のメリットや細かい工事内容の違いについても解説し、どの工事方法がお家にとって適切か分かりやすくご紹介いたします。
ぜひこの記事をご参考に、屋根を適切な状態に保ち、お家を長持ちさせるためのお役に立てれば幸いです。
目次 ・主な屋根の種類 ・部分的な屋根修理方法 ・全面的な屋根修理方法 -屋根葺き替え工事 -屋根カバー工法 ・見積もりのポイント |
屋根修理の基本知識
屋根修理は、基本的にはその屋根材ごとに修理方法が異なり、屋根全体の塗装工事や屋根の新設工事を行なう方法と、傷んだ箇所だけを補修する方法があります。劣化具合に応じて、全体工事をする必要がない場合には、部分修理だけで問題ありません。
劣化が著しい場合や、耐震性向上のために葺き替え工事などを行なうこともあり、それらについて順に分かりやすくご紹介いたします。
主な屋根の種類
主に普及している屋根材の種類をご紹介いたします。
粘土瓦(耐久年数/約50~100年、メンテナンス時期/原則不要)
粘土瓦は粘土を主原料とし、表面に釉薬で加工した陶器瓦、そのまま焼成された素焼き瓦・いぶし瓦などがあります。釉薬瓦やいぶし瓦は主に和風建築に利用されており、重厚感のある落ち着いた佇まいを醸し出す屋根材です。陶器瓦は表面の塗装部分が劣化しないため、塗装工事は不要で理論上劣化することなく利用できます。また素焼き瓦やいぶし瓦も耐久性は高く、30年~50年以上の耐久性を誇ります。釉薬瓦、いぶし瓦、素焼き瓦ともに塗装によるメンテナンスは不要です。ただし瓦を固定する棟や漆喰などのメンテナンスは必要となることがあります。
セメント瓦(耐久年数/約30~40年、メンテナンス時期/約10~15年)
原料に粘土ではなく、セメントを使用した瓦です。1970~80年代に人気だった屋根瓦で、セメントと川砂を混ぜ合わせて作られています。塗装によるメンテナンスが定期的に必要となる屋根材です。なお近年では生産量が減少していることから、同じ瓦が手に入らないということも多くあります。現在の屋根が気に入っているという方はこまめにメンテナンスを行い、既存屋根材を保護することをおすすめします。
モニエル瓦(耐久年数/約20~30年、メンテナンス時期/約10~15年)
ヨーロッパ発祥のセメント瓦の一種で、セメントと川砂を混ぜ合わせて作られる「乾式コンクリート瓦」のことです。セメント瓦の一種ではありますが、瓦表面の処理が特殊なため通常のセメント瓦とは少し違います。成型されたモニエル瓦には、着色スラリー(セメント、砂、骨材、顔料懸濁液の水和硬化層)というセメントの着色剤が厚めに塗られており、さらにその上をアクリル樹脂系のクリアー塗料で覆って完成させます。現在は製造が終了している屋根材のため、差し替え用の瓦を確保することが難しい場合もあります。その際は塗装工事や屋根材の新設工事でメンテナンスを行います。
スレート瓦(耐久年数/約20~30年、メンテナンス時期/約10年)
セメントを主原料とした薄い板状の屋根材で、軽量で耐久性が高く、新築住宅で最も採用率が高いものです。化粧スレートやカラーベスト、コロニアルなど呼ばれる場合がありますが、全部同じスレート瓦の呼称です。平成16年に国から石綿の使用禁止が通達される以前は、耐久性を持たせるために石綿(アスベスト)を使用し製造していた時期もありました。
※一部塗装ができない瓦もあります。
アスファルトシングル(耐久年数/約10~30年、メンテナンス時期/約10年)
ガラス基材にアスファルトを浸潤させ、表面に石粒を吹きつけ接着してある屋根材です。北米で多く普及している屋根材で、軽量・安価・施工が容易なため、近年のローコスト住宅で採用される機会が増えています。薄いシート状になっており扱いやすく、重ねながら葺き上げていきます。
金属屋根(耐久年数/約10~50年、メンテナンス時期/約10~30年)
ガルバリウム鋼板、トタンなどが広く普及しています。お寺などでは銅板屋根なども見られます。金属屋根の場合、以前は雨音が室内に聞こえる、熱を溜めることにより室内にも熱が伝わりやすいなどのデメリットがありました。ただ近年は、ガルバリウム鋼板を利用した、断熱性も高く、遮音性の高い建材が普及し出したことから、戸建て住宅の屋根リフォームで利用されることが増えています。施工後のメンテナンスが原則不要になるため、高額ではありますが、メリットの多い建材です。
次に、屋根材が部分的に劣化してしまった場合の補修方法についてご紹介いたします。
部分的な屋根修理方法
屋根は、葺き替え工事やカバー工法で修理を行なうこともありますが、劣化が一部分のみである場合は、部分的な修理対応で問題ないこともあります。
屋根の種類ごとにご紹介いたします。
屋根材の種類 |
症状 |
補修方法 |
補足 |
瓦 |
・瓦の割れ、抜け落ち ・漆喰のはがれ ・瓦のズレ、割れ |
・割れた瓦の交換 ・漆喰のやり直し ・番線なおし、棟瓦取り直し工事 等 |
瓦自体は耐久性が高く、部分的な補修で十分なことも多いです。 |
化粧スレート |
・割れ、ズレ、抜け落ち ・棟板金の破損 |
・シーリング補修もしくは差し替え ・棟板金の交換 等 |
台風で棟板金が飛んでしまうケースがあります。 |
アスファルトシングル |
・割れ、欠け ・剥がれ |
・セメントもしくはシーリングで補修 ・差し替え 等 |
石粒が落ちてくることがありますが、防水性にはほとんど影響はありません。 |
金属屋根 |
・サビによる穴あき |
・サビ落とし、防水テープ貼り、塗装 等 |
劣化度合いによって、防水テープでは補修できない場合もあります。 |
上記のように、屋根材ごとに劣化が一部分であれば、簡易補修で問題ないこともあります。定期的な点検診断を行ない、専門会社にどのようなメンテナンス方法が良いか相談しましょう。早期発見で、全体修理を防ぎ、余計なメンテナンスコストを削減することができます。
全面的な屋根修理方法
屋根葺き替え工事
屋根葺き替え工事は、既存の屋根材を撤去処分し、新しい屋根材に葺き直す工事になります。既存屋根材の劣化が著しい場合や、瓦屋根などの重いものから軽い屋根材に変えることで耐震性を向上させる場合などに行ないます。
屋根葺き替え工事の流れ
↓足場設置
↓養生
↓既存屋根撤去
↓野地板増し張り
↓ルーフィング貼り
↓屋根本体工事
↓足場解体、工事完了
屋根の構造を簡単に説明すると、下から野地板、ルーフィング、屋根材という順番で建材が重なっています。普段見えているのは屋根材のみになります。野地板は、木の板で、ルーフィングは、防水シートのことを指します。
既存屋根撤去は、屋根材、ルーフィングを剥がし、野地板だけ残っている状態にします。そこに新しい野地板を張るので、増し張りという表現をします。
野地板の劣化が激しい場合には、既存の野地板も撤去します。
屋根カバー工法
屋根カバー工法は、葺き替え工事とは異なり、既存の屋根材を撤去せずに新しい屋根材を上から被せる工事になります。
既存の屋根材が化粧スレートの場合に適用できる工法で、瓦などの分厚く凹凸のある屋根材ではできない工事になります。また、化粧スレートの屋根でも、下地が激しく傷んでいる場合や雨漏りしている場合にも、カバー工法は適用できません。
屋根カバー工法の流れ
↓足場設置
↓養生
↓ルーフィング貼り
↓屋根本体工事(化粧スレート、ガルバリウム鋼板、アスファルトシングルなど)
↓足場解体、工事完了
既存屋根材の撤去処分費用がかからないため、リーズナブルに屋根を新しくすることができます。新しく屋根を被せているため、その分屋根は重くなりますが、化粧スレートが比較的軽量なため、耐震性に問題は生じないことがほとんどです。
新しい屋根材は、ガルバリウム鋼板、アスファルトシングルといった耐久性が高く、メンテナンスがあまり必要ないものが採用されることが一般的です。
よくある質問とその回答
Q 屋根の点検業者が来て瓦が割れていると言われました。修理が必要でしょうか?
A 割れていることが事実であれば修理が必要です。ただ、最近は点検商法といって屋根に登って自分で瓦を割ってリフォーム工事を迫るという悪質な営業行為が横行しています。現に10月には愛知県や岐阜県で計277件、総額3億6600万円もの被害額に登る悪質業者が逮捕されました。
まずは屋根に登らせないことが必要です。またリフォームが必要と言われた場合も、契約はせずに相見積もりを取ってください。万が一契約をしてしまった場合はクーリングオフ制度を活用し契約解除をしましょう。困ったときには消費者庁が設けている「消費者ホットライン」【188】へ電話し相談することをおすすめします。
Q 雨漏り修理は必要ですか?
A はい、雨漏り修理は必ず必要です。多くの方は、実際に室内に水が浸入していることに気付いてから問い合わせをされます。お家の内部を水が伝って室内に出てきている状態なので、構造部分に対する水による劣化が懸念されます。
雨漏りは早急に対応したほうが良く、理想は定期的に点検し、雨漏りを引き起こす前に対策をしておくことが被害を未然に防ぐ方法です。耐震性、断熱性の低下を招き、修理費用が高くなる要因にもなりますので、雨漏りに気づいた際は、できるだけ早急に修理を行うようにしましょう。
Q 葺き替え工事とカバー工法では、どちらを選んだら良いですか?
A カバー工法が選択できる場合には、コスト面でカバー工法の方がメリットが多いと言えます。屋根の重量をできるだけ軽くしたいという方は、葺き替え工事(野地板も交換)をおすすめします。
Q 屋根の劣化度合いはどのように判断しますか?
A 屋根の下地の劣化まで確認するためには、高所点検カメラやドローンなどで地上から確認する必要があります。専門の担当が検査させていただき、適切な工事方法についてご提案させていただきます。
Q 葺き替え工事で雨漏りすることはありますか?また、カバー工法ではどうですか?
A 基本的には、葺き替え工事によって雨漏りすることはありません。
カバー工法では、今まで雨漏りしていなかった場合には、新しい屋根材を被せているだけですので雨漏りすることはありませんが、以前から雨漏りしていた場合には、カバー工法で雨漏りが改善されないこともありますので、基本的には葺き替え工事をおすすめしています。
Q 葺き替え工事でまた瓦にすることはできますか?
A はい、葺き替え工事でまた瓦にされる方もいらっしゃいます。最近では、従来の瓦よりも軽量な瓦もありますので、美観を損なわずに耐震性を上げることもできます。
半田市の屋根修理費用相場と見積もり例
下記表は、屋根工事の費用相場になります。
屋根工事 ※30坪の戸建て住宅 |
修理費用 |
部分的な補修工事 |
1万円~30万円 |
カバー工法 |
50万円~150万円 |
葺き替え工事 |
70万円~ |
屋根塗装 |
40万円~ |
部分的な補修工事は、その工事内容、施工範囲によって費用は変わります。
次に、屋根カバー工法、葺き替え工事の見積もり例についてご紹介いたいます。
・屋根カバー工法の見積もり例
30坪戸建て住宅
化粧スレート→ガルバリウム鋼板
工事項目 |
単価 |
数量 |
単位 |
金額 |
足場架設(飛散防止シート含む) |
¥1,000 |
180.5 |
㎡ |
¥180,500 |
ルーフィング |
¥900 |
75.0 |
㎡ |
¥67,500 |
ガルバリウム鋼板 |
¥6,000 |
75.0 |
㎡ |
¥450,000 |
軒先板金 |
¥2,200 |
18.0 |
m |
¥39,600 |
ケラバ板金 |
¥1,700 |
12.0 |
m |
¥20,400 |
棟板金交換 |
¥2,500 |
10.0 |
m |
¥25,000 |
板金下地(樹脂) |
¥1,000 |
10.0 |
m |
¥10,000 |
換気棟設置 |
¥25,000 |
1.0 |
箇所 |
¥25,000 |
雪止め設置 |
¥1,200 |
20.0 |
m |
¥24,000 |
諸経費・運搬費・現場管理費 |
|
1.0 |
式 |
¥98,000 |
小計 |
|
|
|
¥940,000 |
消費税(10%) |
|
|
|
¥94,000 |
合計 |
|
|
|
¥1,034,000 |
・屋根葺き替え工事の見積もり例
30坪戸建て住宅
瓦→ガルバリウム鋼板
工事項目 |
単価 |
数量 |
単位 |
金額 |
足場架設(飛散防止シート含む) |
¥1,000 |
180.5 |
㎡ |
¥180,500 |
既存屋根撤去処分 |
¥4,500 |
75.0 |
㎡ |
¥337,500 |
野地板増し張り |
¥1,500 |
75.0 |
㎡ |
¥112,500 |
ルーフィング |
¥900 |
75.0 |
㎡ |
¥67,500 |
ガルバリウム鋼板 |
¥7,500 |
75.0 |
㎡ |
¥562,500 |
軒先板金 |
¥2,200 |
18.0 |
m |
¥39,600 |
ケラバ板金 |
¥1,700 |
12.0 |
m |
¥20,400 |
棟板金交換 |
¥2,500 |
10.0 |
m |
¥25,000 |
板金下地(樹脂) |
¥1,000 |
10.0 |
m |
¥10,000 |
換気棟設置 |
¥25,000 |
1.0 |
箇所 |
¥25,000 |
雪止め設置 |
¥1,200 |
20.0 |
m |
¥24,000 |
諸経費・運搬費・現場管理費 |
|
1.0 |
式 |
¥98,000 |
小計 |
|
|
|
¥1,502,500 |
消費税(10%) |
|
|
|
¥150,250 |
合計 |
|
|
|
¥1,652,750 |
カバー工法と異なる点は、既存屋根撤去処分、野地板増し張りの項目が増えたところです。
2、3社から相見積もりを取った際に、工事項目に過不足がないか、単価や合計金額が相場とどこが違うのか確認しましょう。
屋根の形や構造によって、工事項目が増えることもあります。基本的な屋根の構造を理解すれば、おおよその工事内容は理解できるようになります。不明点は施工会社に聞き、納得した上で依頼するようにしましょう。
悪徳業者に騙されない見積もり術
屋根工事は、高額かつ大切なお家を守るために非常に重要な工事です。悪徳業者に施工されてしまうと、金額面でも施工面でも不安が残ってしまいます。
そこで、見積もりを取る際のポイントについてご紹介いたします。
見積もりのポイント
地元の施工会社2、3社に見積もりを依頼しましょう。数社に依頼することで、工事内容が適切か、費用は相場と合っているかを確かめることができます。
また、遠方ではなく地元の会社を選ぶ理由は、実績や評価を確認しやすく、アフターフォローも手厚いためです。悪徳業者は、地元ではなく遠方を中心に営業をかけることもあるため、地元の会社の方が安心です。
半田市でおすすめの施工業者の選び方
屋根工事は、リフォーム会社、塗装会社などで請け負っていることが多いです。会社自体の評判などを確認するのではなく、屋根工事での実績や評判を確認するようにしましょう。
例えば、リフォーム会社の場合、水回り工事を主に取り扱っており、屋根工事は下請け業者に任せて、ほとんど知識や経験がないといったこともあります。
したがって、屋根工事における実績、口コミ、評判がよく、地域密着で営業している施工会社を選ぶことをおすすめします。
また、アフターサービスや保証が充実しているかどうかも確認しましょう。
半田市で屋根工事をするならプロタイムズ半田インター店へ!
施工方法の流れ、各工事の見積もり例もご紹介させていただきました。
それでも「よくわからないな…」という方は、プロタイムズ 半田インター店【株式会社平松建工】へご連絡ください。
施工前の近隣対応から施工後のアフターフォローまで、お客様のお家にとってより良くなるご提案をさせていただきます。
外壁塗装・屋根塗装は、プロタイムズ 半田インター店【株式会社平松建工】にぜひ一度ご相談くださいませ。